溝の口おくだ歯科クリニック│川崎市高津区、武蔵溝ノ口で歯周病・インプラント治療に取り組む歯医者

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歯周病の症状や原因とは?歯肉炎との違いについても解説

2024.06.23

はじめに

歯周病は世界中に広がっている感染症であり、その初期段階として歯肉炎が現れます。本記事では、歯周病の症状、原因、そして歯肉炎との違いについて詳しく説明します

歯周病の原因について

歯周病(歯槽膿漏または歯周炎)の主要な原因は、口腔内の細菌感染に関連しています。以下に歯周病の主な原因を示します。

歯みがきの不足

歯間や歯の表面を適切に清掃しないことは、歯周病のリスクを高めます。 歯磨きや歯間ブラシ、糸ようじを使用して歯垢を定期的に除去することが重要です。

歯垢(プラーク)の蓄積

歯垢は口腔内に存在する細菌や食べ物の食べかすから形成される白いかたまりです。歯垢が歯面や歯ぐきに蓄積すると、細菌が増殖し、歯周病の主要な原因となります。

歯石の形成

歯垢が時間とともに硬くなり、歯石と呼ばれる硬い堆積物が形成されます。歯石は歯の表面に付着し、歯ぐきと歯槽骨の炎症を引き起こす原因となります。

その他の発症リスクには、遺伝的要因、喫煙、糖尿病、ストレス、免疫不全症状、不健康な食事習慣など、個人の生活習慣や健康状態に関連する要因が影響します。歯ぎしり、食いしばり、などは歯周病を増悪させる因子となる可能性があります。

歯周病の進行と段階ごとの症状について

歯周病(歯槽膿漏または歯周炎とも呼ばれます)は、進行するにつれて症状が悪化し、歯と歯周組織にさまざまな影響を及ぼします。以下に、歯周病の進行と症状の一般的なパターンを説明します

1)歯肉炎(初期段階)

歯肉炎は歯周病の初期段階で、主な症状には次のものが含まれます 歯ぐきの腫れと赤み、出血(歯磨きや食事時に) 歯ぐきの違和感や痛み、引きつり感

2)歯周炎(中程度の進行)

歯肉炎が放置されると、炎症が進行し、歯周炎に進展します。さらなる症状にはいくつかあります。歯ぐきが下がる(歯が長く見える)歯周ポケット(歯と歯ぐきの間のスペース)の拡大、歯のぐらつきなどを感じる場合もあります。

3)歯周炎(重度の進行)

重度の歯周病の症状には次のものがあります:歯の喪失、歯ぐきの深刻な退縮、歯周ポケットの深刻な拡大、歯茎からの膿の排出、歯ぐきおよび顔の腫れ、口臭がしてきます。

重度の歯周病は歯を失う可能性が高く、細菌が血中に入ることでの全身への健康リスクも増加することがあります。したがって、歯周病の初期症状が現れた場合、早期に歯科医師に相談し、適切な治療と口腔ケアを開始しましょう。

歯肉炎・歯周炎になってしまった場合の適切な対処法

歯肉炎・歯周炎が発生した場合、以下の対処法を検討することが重要です。ただし、歯肉炎の症状がある場合や症状が長引く場合は、歯科医師に相談することが必要です。

適切な歯磨きを

歯磨きを正しく行うことは、歯肉炎・歯周炎の改善に重要です。歯ブラシを適切に使い、歯間ブラシや糸ようじを使って歯間を清掃します。歯垢(プラーク)の除去が炎症の軽減につながります。

歯磨きの頻度

歯肉炎・歯周炎の症状がある場合、歯磨きを食後や就寝前に行うことが効果的です。 歯科医師の指導に従って歯磨きの頻度を調整しましょう。

歯ブラシの選択

歯ブラシは、歯肉炎・歯周炎の症状に合った柔らかめの歯ブラシを選びましょう。歯ブラシの交換周期も守ることが大切です。

禁煙

タバコは歯肉炎・歯周炎を悪化させる要因の一つです。喫煙を控えるか、禁煙をしましょう。

自分にとって何が必要かは歯科医師への相談してみてください。歯科医師は適切な治療法を提案し、必要に応じてクリーニングや歯周ポケットの清掃を行います。

監修者プロフィール

医療法人社団陽優会 溝の口おくだ歯科クリニック
理事長 奥田 文俊(おくだ ふみとし)

略歴

2010年

  • 昭和大学歯学部歯学科 卒業
2010年~
  • 神奈川歯科大学附属横浜クリニック 臨床研修修了
  • 神奈川歯科大学附属横浜クリニック 非常勤講師

2018年

  • 溝の口おくだ歯科クリニック 開院
資格・所属団体
  • 日本歯周病学会 認定医
  • 日本顎咬合学会 認定医
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • 歯科医師臨床研修指導医